その場所を去るときには

この星

 

数年過ごした 場所を去る

 

たくさんの出来事 学び

思い 笑顔 葛藤

稲が育つことを 幾度も

桜が 満開に咲き散る様子を 幾度も目にした場所

 

本当は離れたくない 場所

 

 

このままここにいたい場所

 

 

愛する人々がたくさんいる この地で

私が 離れることを告げても

 

引き止める人は 一人もいない

行かないでと 言葉にする人は

一人もいない

 

 

 

数年前に この地にやってきて

ノンキャリで、社会経験も乏しく

 

一人暮らしも初めてで、お金の管理もまともにしたことがなかった

 

とにかく 何もかも新しいこの地で

全くやっていける自信がなかった私が

早く その場所に 慣れようと 一番心掛けていたことは

 

 

挨拶 ありがとう だった

 

 

大きな声で、近くにいない人にも

聞こえるように 挨拶をする

 

幼稚園生が 先生に挨拶をするときの

あの声量で。

 

羞恥心など全くなかった

 

たまに 自分の声の大きさにびっくりする

 

 

 

そうすると

「今日は いるんだね」「元気?」と

遠くから声をかけてもらえる。

 

元気がない時は

「今日いないのかと思った」「何かあったの?」

 

とも声をかけてくれる。

 

 

私が喋り出すと、「何?いいことあったの?」と

楽しそうに みんな聞いてくる

 

 

 

何か私が ミスをした時も

ごめんなさい。ありがとうございます。

というと

 

そよ風のように 流してくれる。

 

 

ありがとうを何万回 言ったかしれない。

 

 

好かれようとはしていなかった。

苦手な人もそれはそれでいる。

 

 

大事だと思っていることを

数年間 毎日続けた

 

そうしたら

愛されていた。

 

 

 

最初は やることがなく オドオドしていたのに

「これ 困ってるんだけど、できる?」と

たくさんの仕事を任されるようになった。

 

 

出張に行く人に

「 讃岐うどんが食べれるんですね 羨ましいなあ 」と呟くと

こっそり お土産に いただくこともあった。

 

 

 

 

 

目上の人にだって

時折 タメ口で話してしまっていた

仕事中も 堂々と先輩と立ち話をしていた

 

でも ずっと愛されている

 

 

 

あなたならできる 受け入れ

 

あなたのおかげです”  還す

 

 

孤独に 一人で生きていけると

数十年生きていた 私は

 

今ここを 去ろうというときに

 

一人では 生きていなかった

ことを  学んだ

 

 

 

 

 

心から 大好きだ と思える場所を

後にすることができ嬉しい

 

 

心から 愛する人々が

明日も 幸せで ありますように。

 

 

 

 

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